日本一幸せな社員をつくる
平成22年 9月30日
名古屋駅前にあった、ナゴヤアソシアターミナルホテルが36年の営業を終えました。従業員 は総勢189名。
目の前にマリオットアソシアを仰ぎ、一時は絶望の淵にあった彼らでしたが、閉める直前には稼働率は90%後半を維持し続け、10年間、経常収支は右肩上がりを続けて、奇跡的なV字回復をみせました。
彼らの偉業は、後に「ホテル再生物語」として出版されましたが、今回は映画化されました。
彼らはなぜ回帰することが出来たのか?
時の総支配人、柴田秋雄さんがすごかったからだけではありません。
従業員、一人一人が傑出していたわけでもありません。
彼らは、本気でホテルの仕事がしたかったから。本気でホテルの仕事とはなんだろう?を考えたから。その上で導いた結論が、幸せの二文字。
それを信じて最後の一瞬まで突き進み、見事に花を咲かせ、そして美しく散っていきました…
それはあたかも、桜の花の如し
その美しさが今でも人々の心を揺さぶっています。
なんか、赤穂浪士のようですね。
当時の私は、当事者ではなく、目撃者。
私もまた未来永劫、彼らの姿を伝える一人なのかもしれません。
それは強要ではなく、今の私の原点になり得る多くの事を学ばしてくれたアソシア学校の門下生として、私が出来るたった一つの小さな恩返し…
この二週間、多くの試練がありましたが、また一度、原点に帰ることが出来ました。
詰まった時は原点に帰るべし!
ですね。